- HOME
- 診療案内
一般的な歯科診療
初期の虫歯は痛みや見た目の変化が乏しいため、発見が遅くなりがちです。しかし、少しずつ進行していき、自然に良くなることはありません。虫歯は細菌による感染症です。予防によって細菌を減らすとともに、早期発見・早期治療を心がけましょう。
虫歯と並んで多いお口の病気が、歯周病です。歯周病も細菌が歯茎にダメージを与える感染症で、細菌はプラーク(歯垢)やそれが硬くなった歯石の中に住みつきます。歯に付着した黄白色のネバネバがプラークですので、毎日の歯磨きで磨き落とすようにしてください。歯石は歯ブラシでは取れませんので、当院にて機械や器具を使って落とします。
ただし、プラークだけが歯周病の原因ではありません。噛み合わせの問題や詰め物・被せ物の不具合、糖尿病などの全身疾患、歯ぎしりなどのクセ、喫煙、疲れといったさまざまなことが要因になります。中でも喫煙による悪影響が大きいため、タバコを吸われる方には禁煙をおすすめします。
予防診療
虫歯も歯周病も、原因はプラーク(歯垢)に潜む細菌です。これらの病気を防ぐには、プラークコントロールが欠かせません。それは、毎日正しい方法で歯磨きをし、定期的に歯科医院でクリーニングを受け、プラークを減らすというものです。
自己流の歯磨きでは、毎日磨いていても磨き残しができてしまいます。当院では、必要に応じて歯磨き方法のアドバイスを差し上げます。毎日の歯磨きが上達すれば、より良い虫歯・歯周病予防につながります。
それでも落としきれなかった汚れは、当院のクリーニングで取り除きましょう。PMTCといって、専用の機械とフッ素ジェルを使い、歯の表面から歯垢や歯石を磨き落とします。3mmくらいの深さなら、歯と歯茎との隙間からも汚れを取ることができます。茶渋などの着色汚れなども取れるのは、嬉しいところです。
予防で何よりも大切なのは「虫歯・歯周病にしない」という患者さまご自身の意欲です。定期的な歯科検診もご利用ください。
歯科口腔外科
虫歯・歯周病以外にも、お口周りのお悩みに広く対応しておりますので、ご相談ください。親知らず抜歯も、できる限り当院で対応します。親知らずの影響で手前の歯が虫歯になることがありますので、気になったら検査にお越しください。
「そもそも親知らずは抜かなければならないのか」という疑問をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。親知らずがまっすぐに生えていて歯磨きが行き届き、ほかの歯に悪影響がない場合は、抜かなくてかまいません。また、親知らず全体が骨に埋まったままで、腫れも痛みも出ない場合も、そのままでけっこうです。
ほかに、顎関節症の診断や治療を行っています。「顎が痛い」「関節で音が鳴る」「お口を開けづらい」という症状があれば顎関節症かもしれませんので、ご相談ください。噛み合わせの調整や歯ぎしりを軽減するマウスピース治療、投薬、レーザー治療などが可能です。ストレスが原因の場合は、顎の緊張をほぐすと症状が消えることもあります。
さらに、口臭についてもご相談を承っております。
小児歯科
お子さまの成長段階によって、お口のケア方法や注意点は変わっていきます。例えば、歯が生える前の赤ちゃんでも、歯茎や舌には白いカスが溜まります。それを湿らせた布で拭き取ってあげると、お口が清潔になり、歯磨きへの移行もスムーズです。
歯科検診や予防、虫歯で受診される際は、当院もお子さまの性格を理解するように努め、無理をさせないように心がけます。大人の方でも歯科治療が苦手という方が多いのに、幼ければ不安に思うのは無理もありません。根気強く慎重に、治療を進めていきます。
なお、午後だとお子さまが疲れて不機嫌になりがちなため、午前中の受診をおすすめします。「何もしない」など、ウソをついて連れてくると、かえって嫌がるようになりかねません。代わりに、治療後は頑張ったことをほめてあげてください。汗をかいてもいい身軽な服装で、本を読み聞かせるなどリラックスした状態でご来院いただければと思います。
予防処置として、フッ素塗布とシーラントを行っています。虫歯になる前からお連れください。
矯正歯科
「美しい歯並びには憧れるけど、矯正の期間や費用を考えると踏み出せない」という方は多いと思います。当院では、目につきやすい前歯だけの部分矯正を行っています。この方法なら、全体的な矯正と比べて通院期間や費用のご負担を抑えることが可能です。
期間は3~6ヶ月というケースが多く、ご結婚が決まってから治療を始めて披露宴までには終わらせたいという方にもおすすめです。奥歯には力を加えないため、矯正に伴う痛みも少なくて済むと考えられます。
また、当院の院長が治療を担当するため、曜日や時間帯を問わずに矯正治療が受けられます。お仕事や学校と両立しやすいのではないでしょうか。クリーニングや虫歯などの治療も、併せて対応可能です。
ただし、お口の状態によっては、前歯だけの矯正では難しく、お口全体の矯正をおすすめするケースもあります。その場合は、対応できる歯科医院にご紹介します。
インプラント
歯を失った場合、そこを補う治療方法としてインプラントという選択肢があります。チタン製の人工歯根を顎の骨に固定し、その上から人工歯を被せて、歯を作る治療方法です。
歯を補う方法は入れ歯が一般的ですが、外れたり使っているうちに合わなくなったりする弱点があります。その点、インプラントは固定式ですので、外れる心配がありません。噛む力が強く、天然歯とよく似た感覚でお食事を楽しむことができます。しっかりと噛む力が顎の骨に伝わることで、骨が痩せるのを防げるという利点もあります。
見た目が自然という点も、魅力です。人工歯は周囲の歯と調和する色や形で作ります。部分入れ歯と違って、隣の歯にかける留め金はありません。ブリッジとは異なり、支えにする歯が要らないので、残った歯を守ることにもつながります。
ただし、インプラントの適応には条件があります。詳しくは、カウンセリングでお話ししましょう。
審美治療
歯を削ったり欠けてしまったりした箇所は、補綴物と呼ばれる詰め物や被せ物で補修します。その材料にはさまざまな種類があり、当院がおすすめしているのが白いオールセラミックです。
オールセラミックは金属を使用しないため透明感があり、天然の歯によく似ています。数ある材料の中でも、自然な美しさが何よりの魅力です。治療から年月が経っても、ほとんど変色しません。汚れが付きにくいという特徴もあり、付いてしまっても歯磨きやクリーニングで落とすことができます。ただし、衝撃が加わると割れる可能性があるため、患部の状態や噛み合わせによっては向かない場合もあります。
また、歯の形や隙間が気になる方は、ラミネートべニアという方法を検討してはいかがでしょうか。歯の外側の層だけを削り取り、薄いシェルを貼り付けます。麻酔が要らないことが多く、虫歯でなくても施術できます。衝撃で割れたり取れたりする恐れがあるので、ご注意ください。
ホワイトニング
歯の黄ばみや染み付いた色素は、お薬を使って白くすることができます。色味だけがご不満で、歯を削らずに美しくしたいという方におすすめです。当院で施術するオフィスホワイトニングと、ご自宅向けのホームホワイトニングとがあります。
オフィスホワイトニングは、何度か通院していただき、お薬を歯に塗って専用の光を照射します。ホームホワイトニングよりも濃いお薬を使うため、初回から色味の変化が分かりやすいことが特徴です。近い時期に結婚式をする予定などがある方は、こちらを選ばれてはいかがでしょうか。
一方、ホームホワイトニングは当院でマウスピースを作製し、お薬と共にお持ち帰りいただきます。ご自宅では、指示に従ってお薬を入れたマウスピースを一定時間装着してください。マウスピースの装着を日々続けることにより、少しずつ歯が白くなります。通院の時間があまり取れない方にも、チャレンジしやすい方法だと思います。
入れ歯・ブリッジ
入れ歯について「外れやすい」「異物感が強い」「金具が目立つ」といったイメージをお持ちではないでしょうか。丁寧な検査や診断、緻密な技工を行えば、時間はかかるものの、こうしたストレスの少ない入れ歯を作ることは可能です。
さらに、自由診療であれば、それぞれのニーズに応えるタイプの入れ歯が多様にあります。例えば、歯茎とのフィット感を追求したもの、留め具に金属を使わないもの、留め具自体がないタイプ、インプラントや残った歯根を支えにして留める方法などです。
また、歯を失った場合の選択肢として、隣の歯を削って橋渡しするように被せ物を入れる「ブリッジ」もあります。ブリッジは、残っているご自分の歯を橋桁(はしげた)として使うので、その歯が丈夫であることが条件です。歯の位置も、治療後の経過に影響します。このように条件はありますが、きちんと治療すればご自分の歯となじむ見た目で、違和感なくしっかりと噛める点が魅力です。